戦争はぜったいにやってはいけない 全国地方議員交流研修会 in 沖縄 報告

沖縄で 開催の 全国地方議員交流研修会に参加しました。

1日目の1月29日は、沖縄県の 玉城デニー 知事が「沖縄、日本を再び戦場にさせてはならない」と題して基調講演。『戦雲(いくさふむ)』や『沖縄スパイ戦史』などドキュメンタリー映画を手がけてきた 映画監督 三上智恵 さんや、農業経済学が専門の 鈴木宣弘 東京大特任教授からのお話もありました。

2日目は、5つの分科会にわかれての学習会。私は、第3分科会「岐路に立つ日本の社会保障 地域ケアをどう支えるか」に参加しました。鹿児島大 の 伊藤周平 教授の問題提起と、3人の方から事例報告などがありました。

3日目はフィールドワークで、私は 辺野古 視察のコースに参加。米軍 基地前の テント村 では、座り込み 活動を続ける元那覇市議の 高里鈴代 さんや 瀬長亀次郎 のお孫さんから話を聞き、その後訪れた 大浦湾 に面する砂浜では、軟弱地盤 への 杭打ち を始めた工事作業船を遠くに見ながら地元市議のお話を伺いました。埋め立て海域は ジュゴン の生息域です。「土地に杭は打たれても、心に杭は打たれない」という 砂川闘争 の合言葉を思い出しました。

4日目は 深谷慎平 さんのガイドで、沖縄戦 の戦跡を回りました。沖縄戦で米軍が上陸した浜辺からスタートし、多くの一般市民が亡くなった チビチリガマ や激戦地だった3つの防衛ライン、白梅学徒隊 を慰霊する 白梅の塔 など。米軍 普天間飛行場 を見下ろす 嘉数高台公園 では 米海兵隊 MV22 オスプレイ の着陸も目にしました。

今回、敗戦間際になって一般市民を巻き込み、多くの犠牲者を出した沖縄戦に思いを馳せ、また軍事化が一層進む沖縄の島々の現状に触れ、戦争は絶対にやってはいけないとの思いを強くしました。