私が環境問題や社会問題に関心を持った最初は、高校生の時に聞いた、人間の活動とオゾン層破壊の話だったように思います。広島にある、韓国人原爆被害者慰霊碑が平和記念公園の外に建てられている事実(当時)を知って衝撃を受けたのも、この頃のことでした。その後も市民運動に関わりながら、世界にはいろいろな問題、課題があることを知りました。
現在の気候危機の問題も、一刻を争う非常事態です。立川市から国へ、再生可能エネルギーの割合を高めるよう意見書を提出して欲しい、と2021年6月に陳情を出しました。この時、全会一致で意見書は提出されましたが、国の方針は全くといってよいほど変わることはありませんでした。法律をつくるのは国の役割ですが、私たちが暮らすまち・立川市がクリーンで持続可能なエネルギー調達に踏み出すよう働きかけるのは、政策決定の場である市議会の役割ではないでしょうか。
そして私たちが直面している、もう一つの非常事態が、コロナ禍があぶりだした、私たちを取り巻く社会の不公正です。子ども・若者、女性やシングルマザー、障がいがあっても高齢になっても誰もがその人らしく暮らせるまち、つながり支えあうともに生きる社会を地域から構築するために、意思決定の場である市議会におおぜいの市民の声を届けることから始めなければなりません。
「災害や気候変動にも耐えられる、そして命と暮らしが最優先される、誰もが住みやすいまち、力強い自治体をつくっていく」――。そのために、私・あべみさは、立川市政に挑戦します。