刑務所から見える 誰もが安心して暮らせるまち 【くらしフェスタ1日目】2.17

 立川市女性総合センター アイム で開催されている 「くらしフェスタ」私は午後からの講演会 「世界の刑務所の歩き方〜刑務所から見える社会の風景」に参加しました。「市民の、市民による、市民のための刑事政策」をモットーとしているという 立正大学 法学部 の丸山泰弘 教授 のお話でした。
 一番心に残ったのは、丸山教授がなぜ世界各国の刑務所を訪れているのか、という点。「刑務所に入るまでは、その国を本当の意味で知ることはできないと言われる。国家は上級民をどう扱うかではなく、下級民をいかに扱うかによって判断されるべきである」(ネルソン・マンデラの言葉)。刑務所を見ることで、その国の本当の姿が分かるのだそうです。
丸山教授は、さまざまな社会支援を受けられず、そこからこぼれ落ちた人々が刑務所にはいっているのだと指摘。私は、確かにそうだと腑に落ちるとともに、ショックでもありました。
 必要なのは、困難な状況に置かれている人たちが、刑務所に行く事態に陥らないようにすること。そして出所した方の居場所や職場があること。それが再犯防止にもなり、ひいては誰もが住みやすいまちになるということなんだな、と思いました。
 私に、社会にできることは何か、改めて考えさせられるお話でした。