考え行動する市民こそ、平和への力 ウクライナ侵攻3カ月

ウクライナでは今も毎日、多くの命が奪われています。市民だけではありません。ウクライナの兵士、そしてロシア兵も。ロシアによるウクライナ侵攻が始まって3カ月が過ぎましたが、このような生きる権利を奪う戦争は一刻も早く止めなければいけません。

さて、日本は言うまでもなく、世界で唯一の戦争被爆国です。また、憲法9条で戦争を放棄した国です。本来なら、戦争のない世界を目指して世界をリードするべき立場ですが、現状はどうでしょうか。先日の日米首脳会談で岸田文雄首相は、日本の軍備を抜本的に強化する、と明言し、そのために防衛費を増額する考えも伝えました。日本は今でも軍事費で世界9位の軍事大国ですが、政府では、その防衛費を倍増させることや、敵基地攻撃能力を持つことが検討されています。被爆地・広島を選挙区とする岸田首相は「核兵器のない世界」を目指すと言っていますが、核兵器禁止条約に加わる考えもありません。それどころか岸田首相が総裁を務める自民党内では、米国の核兵器を日本に配備して日本と米軍が共同管理する「核共有」まで議論されています。

私は、日本にとって必要なのは今の憲法を生かすこと、十分に活用することだと思います。ウクライナ問題も、戦争を続けるための支援ではなく、終結のための外交努力こそが必要です。憲法の理念を生かし、平和な日本、平和な世界を作り上げるために、身近なこの立川から発信していきます。市民一人一人が考え、行動する。それが一番の力になります。私たち一人一人が声をあげ、大きなウェーブにしていきましょう。

※25日に「ママの会立川・昭島」主催の「戦争止めよう!憲法生かそう!市政をかえよう!5・25 ママの会街頭リレートーク」に参加しました。