私が国葬に反対する理由

安倍晋三元首相の国葬に反対する、立川市民連合主催の各党トークリレーが26日夜、JR立川駅北口で行われました。立川・生活者ネットワークの市議として私もお話をする予定でしたが、市議会の審議が長引いたため、残念ながら参加できませんでした。発言する予定だった内容を以下でご紹介させていただき、なぜ国葬に反対するのか、私の思いをお伝えしたいと思います。(写真は、会派として国葬反対に関する申し入れを清水庄平・立川市長に行った際のものです)
【予定していた話】
みなさん、安倍元首相の国葬、許せますか?
明確な法的根拠もなく、国会での審議もなく、閣議決定だけで決まった国葬です。
かかる費用は会場費や警備などで16億6千万円とされ、実際はもっとかかるだろうともいわれていす。
長引くコロナ禍で、葬儀をやりたくてもやれず、家族葬で済ました方々もたくさんいたと思います。
それにも関わらず、4000人を超える人が参列する葬儀です。
国葬のために動員される自衛官は1000人を超え、警察官は2万人といわれています。
エリザベス英女王のように国民の大半が賛成するような葬儀なら、それでもいいかもしれません。
ですが、さまざまな世論調査では、半数以上の人たちが国葬に反対です。
産経新聞の調査でさえ62・3%の人が反対だと回答しています。
岸田首相は国葬を行う理由として、
首相在任期間が最長の8年8カ月だったことなどを挙げましたが、
長ければいいってものではありません。その間に何をやったのかが重要です。
安倍元首相は何をしたのでしょうか。看板政策だったアベノミクスで日本経済は良くなったのか。
私たちの生活は何一つ良くなっていません。
アベノミクスの副作用で現在、円安が急速に進行し、急激に物価も高騰しています。
そして、憲法学者や多くの国民の反対を押し切って、無理やり成立させた憲法違反の新安保法制。
民主党政権下で決定された脱原発の方針も、ひっくり返した。
政策だけではありません。国会を軽視し、虚偽答弁を繰り返し、忖度政治を蔓延させました。
モリカケ桜問題が象徴するように、権力を私物化し、心ある官僚を自殺にまで追い込みました。
今回の事件を機に、旧統一教会と自民党との深い関係も明るみ出ました。
国葬をすることで、何もなかったことにさせてはいけません。
岸田首相は国民の声に耳を傾けると言ってきたはずです。
私たちはしっかりと、最後まで国葬に反対します。